「防犯まちづくり」を読んだ感想

このサイトでは空き巣・泥棒に関してまとめていますのでこの本の感想もそこだけに絞って残しておきたいと思います。

これから防犯対策をしたいと考えている方にこの本はおすすめです。戸建住宅、共同住宅
ともに絵入りで補強する箇所を解説しているのでとても参考になります。

空き巣に関しては
第Ⅱ部「住まいを守る」→第3章「戸建住宅の防犯対策」、第4章「共同住宅の防犯対策」
の箇所が該当します。

大事なところをまとめると


■住宅への侵入盗が増加、それにより防犯住宅商品が次々と売り出されている。

<戸建>

■防犯住宅の基本コンセプトは「見える」「守る」「知らせる」。

■「見える」:塀などで囲むより道路から見通しがよい家にして「人の目」があるように意識させる。

■「守る」:敷地への侵入よりも建物への侵入に気を配る。敷地への侵入を意識しすぎると見通しが悪くなる。また道路側よりも反対側の窓に気を配る。

■玄関ドアの隙間からデッドボルト(かんぬき)が見えたらガードプレートを付ける。

■玄関ドアが引き戸なら補助錠を付ける。また戸そのものが外されないように上部の溝にパッキンを入れる。

■引き戸にガラスがはめ込まれている場合ガラスを割られてサムターン回し(内側が手で回転する鍵)をやられる可能性がある。そういった場合は両面シリンダー錠を設置するとよい⇒http://www.mazken.jp/mazken/goods/kaba/mirastar4800.htm
http://store.shopping.yahoo.co.jp/maji/kxr-ed4n.html

■窓はガラスの強化、面格子の設置がよい。予算がない場合は補助錠やセンサーを設置。

■フロートガラス、網入りガラス、ペアガラスはどれも高い防犯性がない

■CPマークは防犯性が高い

■狙われやすい窓は掃き出し窓。人が通る用途だから。

■窓に面格子を付ける場合はスチール製や中空でない鋼材でクロス格子がよい

■センサーアラームは空き巣の手の届かない所に設置する

■ホームセキュリティに加入しても警備員が駆けつけるのは10~15分なので侵入防止対策も別でやっておく

■携帯と接続したカメラ付きドアホンは画期的

■基本をきちんとすることが大事、戸締り、庭に不要なものを置かない

留守がばれないようにする、新聞、外から見える部屋の電気をつけておく、留守番電話で「留守」とは言わずに「ただいま電話に出られません」

<共用>

■ドアのピッキング被害がいまだ多い。ワンドアツーロックがいい。もし鍵が一つしかないのなら補助錠を取り付ける

■バルコニーは上の階も人の目がいきにくいので意外と狙われやすい

■オートロックを過信してはいけない

■バルコニー:手すりの見通し、足場がないか

■ベランダ窓:サッシにサブロック、防犯ガラスやセンサーの取り付け

■共用廊下に面した窓:面格子、補助錠、防犯ガラスがあるか

■玄関:ワンドアツーロックか。ピッキングやサムターンに強いか。閂が見えないか?

となります。

具体的に弱い場所に対して対策の仕方が具体的に書いてあったので分かりやすかったです。ご自宅で不安な箇所がある場合はこの本を参考に対策するといいと思います。


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